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受賞作品の発表

2016年7月15日(金)より9月7日(水)までの約2ヶ月募集しましたLOFT & Fab Award 2016は100点近くのご応募をいただきました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
厳正なる審査、また一般投票にて以下のように受賞作品が決定しましたのでご紹介いたします。


総評

今年から出品者の年齢制限を設けた。25歳以下というレギュレーションは次世代を担う若者の斬新なアイディアを期待したからである。
最終選考に残った作品は全体に昨年よりレベルが高く、
フラッシュアイディアの単なる面白グッズなどではない、現在の市場やターゲットを見据えた提案になっている。
レーザーカッターや3Dプリンターが社会に根付いていることを実感した審査であった。

廣村正彰
Hiromura Masaaki
アートディレクター


GOLD賞

作品名:Hako Niwa
作家名:桜井亮汰

gold
デスクを片付けながら自由な組み合わせで庭を作ることができるコンパクトな収納箱です。地層のように3Dプリンターのフィラメントが積層していく…そんな製造過程も感じさせてくれます。

机の上から文房具が消えはじめている。パソコンが中心に鎮座してしてからは、書いたり切ったりするこくなっているからだ。GOLD賞の「HakoNiwa」はそんな現代の机上に最適のグッズ提案である。あまり使われないが必要な文房具をコンパクトに収納しながら机上に風景をつくりだす。モニターで疲れた目を癒してくれる文房具収納システムである。
廣村正彰
Hiromura Masaaki
アートディレクター

SILVER賞

作品名:EncodeRing
作家名:角村嘉信

silver
EncodeRingは声の波形からデザインした、世界にひとつのリングです。指紋と同じように、声もまた同じものはありません。目には見えない「想い」を身につけるという新しい体験を提供します。

デジタルファブリケーションのポイントはソフトウェアである。この作品は、音を波形化してそれを物理的な実体として造形する、今回の応募作品の中では、唯一アプリケーションを軸とした提案であった。審査員一同、まずはそのことを高く評価したい。さらに、声だけでなく自分が訪問した都市の環境音や、自分で合成した電子音で制作したり、リングのサイズやトポロジーを変化させることで、さまざまなアクセサリーやオブジェにもなり得る、未来の可能性にも期待している。
久保田晃弘
Kubota Akihiro
多摩美術大学
メディア芸術コース教授

BRONZE賞

作品名:KUMICO(くみこ)
作家名:岩井巽

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「KUMICO」はレーザーカッターで切り抜いたリングに、竹ヒゴを通すだけで組み上がるランプシェードです。ユーザーの様々な暮らしのシーンにあわせて、用途やサイズを自由に形づくることができます。

まったく部屋の雰囲気を、落ち着いたおしゃれなものにかえてしまいそうな、照明。
アドビ社製のイラストレータでデザインをして、レザーカッターをつかえば、われわれでも作成できるかもしれない(実際にできる)。作品のサイズ変更も部屋の大きさに合わせて、容易に、しかも経済的に。
そんな、デザイン性のみならず、簡便さと経済性の提案をしてくれたのが、KUMICO(くみこ)で、この点を評価いたしました。
森崇弘
Mori Takahiro
株式会社ストラタシス・ジャパン
メーカーボット事業部
テリトリーマネージャー

オーディエンス賞

作品名:ぴたっと簡単 障子しょうこちゃん
作家名:鹿海有紀子・佐藤芽以

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これは障子の格子にはめられる保護カバーです。模様には日本の伝統的な和柄を使用し、和紙の光の透過性を活かして模様を浮かび上がらせることで、障子に華やかさを加えました。また障子カバーは誰でも簡単に取り外しができ、自由に模様替えができます。

生活様式の変化や定期的に障子紙を張り替える手間などから徐々に需要が減少してきている障子にとって 《ぴたっと簡単 障子(しょうこ)ちゃん》の提案には新たな可能性を感じています。
レーザーカッターという最新機器を用いて、 誰でも簡単に世界にひとつのデザインを楽しむことができるアイデアは魅力的で、 日本の伝統的な建具と革新的な技術の掛け合わせにより、新しい障子の世界が開かれることを期待しています。
掛井賢治
Kakei Kenji
株式会社ロフト
執行役員 商品開発部部長

トロフィー

loft-fab-award2016-trophy

デジタル加工技術の進化によって、ものづくりも変わりつつあります。
本年は「変化し調和するものづくり」というイメージで賞に合わせた3つの色のトロフィーを制作しました。
3色のブルーのトロフィーは、少しづつ色を変え調和していきます。
Loft & Fab Awardを通して、デジタル加工技術やアイデアが社会に調和し根付いていくことを願っております。
繊細なディテイルは手仕事とデジタル加工技術の掛け合わせです。

前島淳也
Junya Maejima
デザイナー

デザイン: 前島淳也 / 造形制作: 石川洋樹 / 協力:デジタル加工工房&Fab


授賞式


ワークショップ


入選作品展示会

LOFT & Fab Award 2016 は株式会社ロフトが主催のもと「暮らしのひらめきをカタチに。」をテーマに
デジタル加工機によってつくり出される「雑貨」のデザインとアイデアと技術を競うアワードです。
今回のアワードでは、これからの時代を担う若者の斬新な発想を集め、
そのアイデアをロフトと、ロフトが持つファブリケーション・ネットワークによって、みなさんとともに形にしました。
会期中は入選作品を展示しておりますので、ぜひともご覧ください。

展示会基本情報

展示期間 2016年10月21日(金)〜11月3日(木・祝)
会場 渋谷ロフト 6F LOFT & Creation
時間 10:00 〜 21:00
アクセス 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町21-1
google map

授賞式について

展示最終日の11月3日(木・祝)13:00〜、渋谷ロフト 6F LOFT & Creation にて、授賞式イベントを開催します。
授賞式後には限定ワークショップも開催しますので、ぜひともお立ち寄りください。


ワークショップイベント

似顔絵雑貨をつくろう!ワークショップ

イラストレーターに似顔絵を描いてもらい、デジタル加工機を使って自分だけのオリジナル似顔絵雑貨をつくるワークショップです。

日付: 2016年11月3日(木・祝)
会場: 渋谷LOFT 6F LOFT & Creation
受付時間: 14:00〜17:00
参加費: 1000円〜1500円
  • 数に限りがあります。上記時間内であっても定員になり次第受付終了となる場合があります
  • 商品によって価格が異なります


審査風景


開催企業

主催

株式会社ロフト

共催

FabLab Shibuya(デジタルファブリケーション協会)

協賛

Makerbot
Autodesk

運営

株式会社モーフィング